ぜんぜん

眠い。猛烈に眠い。瞼が、頭がもったりどんよりしている。あまりの眠気に頭が心地よく痺れさえしている。すべてがどうでもよくなる。

 

A 中の荷物が来たら、それをすぐに届けることになっていた。しかし荷物はなかなか来なかった。店長の指示を仰ぐことにした。

 

お疲れさまです。あの、A中の荷物こないんです。運送がい

「B運輸来なかった?」

きてないです。あの、運輸がい 

「あっそう。え?何どうぞ」

あ、あの運送会社に連絡して確認したほうがいいかと思ったんですけど。

「だって送り状の番号わかんないじゃん」

あ、そうですね

「うん、とりあえず代わりのものは貸してるし、大丈夫だよー。店開けてください」

 

うーん。今朝の一コマ。

店を開けるのは、わかった。当然だ。もう開けてる。

それで、肝心の荷物はどうすればいいのか。待てばいいのか(待つしかないのだけど)。荷物が来たら、A中に向かってもいいのか。何時まではそういう判断で良くて、何時からは違う判断になるのか。自分の言葉さえよくわからないけど、とにかく、荷物をどうするかに言及されなかった。そのことに、とても動揺した。

 

さいきん、頭がボーっしていて、自分が自分じゃないような気がしてくる。思考のポイントが、店長と大きくずれている。