裸足

じめじめした電車内でこれを書く。

 

昨日は職場の飲み会だった。頭がぼーっとしていて、コミュニケーションエラーといえばいいのか、上手に会話できなかった。

嫌いな食べ物の話になり、「鶏のレバーが駄目なんです。きりたんぽとかに入ってるやつ、いやでも、鶏のレバーが駄目です」と言ったら、店長から「でも砂肝は大丈夫でしょ?」と言われる。そう。そうだった。砂肝は食べれる。鶏のレバー全般が駄目なわけではなかった。単純に、忘れてた。食べれる「鶏のレバー」もあることを。恥ずかしくて、はぐらかすために、「砂肝って鶏でしたっけ?」と言ってしまったのもよけいに辛いし、苦しかった。

小説の話もした。どんな小説が好きなの?と聞かれて、「あんまり起承転結がないもので、、、よくわかんないまま終わるやつで、、、」と言った。好きな作家は?と聞かれて、「保坂和志とか、、、」と答えた。本当のこと。本当のことなんだけど、本を読まない人しかいなかったから、こういう話をするのが厳しかった。どうしてかわからないけど、自分は駄目な人間です、と申告している気分になった。

とにかく嫌な時間、空間だった。帰ってきてから気化熱さんのツイキャスを聞きながら寝落ちた。