蛙の声

ベットの上でこれを書く。

 

5月病が抜けない。さいきんずっと、ぼーっとしている。起きていても夢の中にいるみたいで、他の人の言ってることに俊敏に反応できない。ものが落ちそうなときも咄嗟に反応できない。身体の動きも、頭の動きも、とろい。

ストレスのせいだと、まずいちばんに思った。3ヶ月くらいずっと、仕事を辞めたい、楽しくないと、思っている。店長の言動に傷付き、悲しみ、いらいらする。うまくコミュニケーションがとれない。毎朝、会社に行きたくないと思いながら、会社に行く。

こんな生活でいいのだろうかと、ずっと考えている。このまま今の仕事を続けていいのだろうか、と。考えているからといって、解決策が浮かぶわけではない。人生の進路を四方八方塞がれてしまったような感覚。

そういう気持ちが折り重なって、5月病から抜け出せないのだろうか。

2年前の秋、新卒で入社した会社を辞めようか迷っていたときはどうだっただろう。

あのときも、頭は働かなかったし、今よりストレスはあった。パワハラを受けていたから。つらいと思う余裕さえなく、収まらない動悸や、眠れない夜、満員電車などをやり過ごすことしかできなかった。俺がどんな気持ちであろうと、どんなにこの場から消え去りたいと思っても、秒針は一刻一刻と進み、太陽は西に沈んだ。それだけが救いだった。

今は、そのときよりかはマシだ。マシだから、5月病レベルで「済んでいる」のかもしれない。理由はけっきょく、よくわからない。でも理由よりも、どうしたらいいのかが知りたい。