ないかもしれない

ベッドの上でこれを書く。

 

今日は一日仕事をした気がしない。けど、工数の多い仕事をちまちまやった。進捗感がないだけか。

自分の先送り癖を自覚した。長期の、やることの多い仕事を、普段の忙しさのせいにして先延ばしてしまった。

発達障害関連の記事や本、ビジネス書を読んでよく出会う「先送り」という言葉。自分には縁のない言葉だと、思っていた。たまたまそのとき、先送るような長期の仕事をしていなかっただけだった。

 

今朝は、9時間くらい寝たあとの今朝は、空っぽの頭で詩を読んだ。

レイモンド・カーヴァー「仕事を探そう」(村上春樹訳)

僕の新品の靴が戸口に置いてある。

ぴかぴかに光っている。

夢を見て寝ぼける僕は、ほんとうに眠っていたのか、それとも眠るように生きているのか。あなた寝ぼけてるのよ、もうお昼よ、と僕に呼びかける妻の存在も薄ぼんやりとしている。

新品のぴかぴかの靴の存在感だけが、確かだった。